紙が劣化する原因とは?書類管理のプロが解説します。

紙が劣化する原因とは?書類管理のプロが解説します。

大切に保管していたはずの書類が、いつの間にか変色した、湿気でヨレヨレになった
なんて経験ありませんか?

多くの企業様は、書類をファイリングして書庫などに大切に保管されていることと
思いますが、紙の性質上、どうしても劣化を止める事はできません。
特に高温多湿な日本の夏場は、大切な書類がダイレクトに影響を受けてしまいます。

紙の劣化について

紙の劣化の主な要因には、以下の3つがあげられます。
1. 科学的要因
2. 生物的要因
3. 物理的要因

科学的要因

①熱による劣化

急激な酸化
⇒温度が高いほど進行が早くなります。
主に、火災による焼失があげられます。
赤外線による熱線(太陽光や照明)
⇒直接資料が加熱され、乾燥や変色を招くので注意が必要です。

②光による劣化

これは紫外線の影響が大きな原因と言えます。
紙そのものというより、印刷物のインクが変色することで劣化に繋がります。
紫外線による化学変化は、1度なってしまうと暗所に移しても
進行が止まらなくなってしまいます。

③その他

大気汚染物質(二酸化硫黄や排気ガスなど)や
資料に接触している他の物質(インクや摩擦)も原因になります。

生物的要因

①カビ・細菌による劣化

紙に影響を及ぼすカビや細菌の数は、なんと100種類以上います。
茶褐色のシミや、吸湿性が増し強度が低下します。
糊や手垢、ホコリまでもがカビや細菌の餌になっているそうです。

②虫・動物による劣化

主に、シバンムシと呼ばれる虫が紙に穴を開けます。
この虫は、紙、糊、布などの有機物を餌にしているため、
それらを食べる過程で紙に穴を開けてしまうようです。
ネズミが資料をかじることもありますし、
そういった生物の尿やフンがシミの原因になることもあります。

物理的要因

①自然災害による劣化

地震による資料の落下、洪水や台風などの水損被害で
変形・カビ・シミ・滲みを引き起こします。

②人的災害による劣化

誰にでもおこりうる、不注意による破損や汚損。
コピー機の詰まりやスキャン時に破損してしまうなんてことも。
また、とても残念なことにスキャン業者がコストや効率を優先して
大切な資料に対して負荷をかけてしまった例もあったようです。

どんなに管理体制に気を付けていても、防げないことや限界がきてしまう事もあります。

一度データ化してしまえば、これらの不安要素を軽減することができるかと思います。
定期的にバックアップ、またはクラウドに保存し、もしもの時に備えましょう。

当然のことながら弊社スキャンマンのスタッフは
お客様の資料を大切に丁寧に扱い、納品まで務めさせていただきます。

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